2011年2月2日水曜日

感じるということ
















今日は、森美術館で開催されている『幽体の知覚』展に行ってきました。最近気になる展示会が多くて他にも何ヶ所か行きたいところがあったんですが、やはり一番気になってた幽体の知覚展に行ってきました。


小谷元彦は、痛みや恐怖などの身体感覚や精神状態をテーマに、見る者の潜在意識を刺激するような作品を制作することで有名な方だそうです。

パンフレットには、「実体のない存在や形にできない現象、すなわち『幽体(ファントム)』をとらえ、その視覚化を試みてきたといえます。」と書かれていました。

一見理解しづらい作品ばかりなんですが、目の前に見える作品そのものだけでなく、その作品が作られるにあたって、作品の背景にある様々な事実や感情が僕の心の中で広がっていく感覚を味わうことができ、すっごく興奮しました!


僕が美術館が好きな理由がまさにこういうことだなと再認識することができ、嬉しくなりました。


星の王子様に出てくる言葉、『肝心な事は目に見えない』『心で見なくちゃ、物事はよく見えないってことさ』






あらゆる物にはすべて形があります。では、なぜそういう形をしているのでしょう?他の形ではだめなのでしょうか?
形の根源を考える事。それが、彼の作品作りの原点だと話しているのがすごく心に残りました。

美しいフォルムを作れる美容師。理想であり、目標。

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